トラック運転手(30代)がプログラマーになるまで

職業訓練校 時代

職業訓練で、プログラムの基礎を学んで就職活動に入るまでの記録です。

 

職業訓練

 

(1)プログラマーを目指すきっかけ
(2)プログラマー養成 職業訓練に入校する
(3)最初は挫折だらけ
(4)企業実習の苦労
(5)徐々に就職が決まる周囲に焦る

 

(1)プログラマーを目指すきっかけ


自分がトラックの運転手から、プログラマーを目指そうと思ったのは、ハロワークで就職活動をしていたときに見かけたプログラマー養成の職業訓練のチラシを見たからでした。

 

プログラマーというと、専門の教育を受けた人の仕事というイメージでした。

 

30才で家庭もあった自分は、もちろん今から専門学校などに通う金銭的余裕もありませんでした。
ただ、職業訓練は失業保険の給付を受けながら勉強をすることが出来ます。
すぐに申し込みました。

 

自分が全く未経験の無謀な状態でプログラマーを目指す決心が出来たのは、プログラマーという仕事やITに関する業界のことを何も知らなかったからです。
当時は、自分の周りにIT系の会社に勤務している人もいませんでした。
30才で難しい事は感じていましたが、その分努力すれば大丈夫だろうと、かなり楽観的に考えていました。

 

結論から言うと、30才未経験の人材を採用するIT企業は、ほぼ皆無です。
ただ当時、自分はそのことを知りませんでした。
今思えば、プログラマー養成の職業訓練を受講するためには、35才までという年齢条件がありました。
年齢制限がある意味を、もっと考えておけば良かったと思います。

 

 

(2)プログラマー養成 職業訓練に入校する


自分が受講した職業訓練は、15名でした。

 

パソコンやプログラムに関する内容はもちろん、履歴書や職務経歴書の書き方まで教えてもらいました。
特に異業種からの転職は、志望動機や自己PRを考えるのが難しく助かりました。

 

15名の中、30代は僕と30代中頃の男性の2名だけでした。
30代中頃といっても、Web業界の経験者だったので、自分とはスタートがまるで違いました。

 

授業の内容は、Officeの使い方から始まり、HTML・Javaなどへと進んでいきました。
半年間の訓練で、後半は半月ほど、実際に企業に出向いて実践的な実習を受けます。

 

 

(3)最初は挫折だらけ

 

最初はとにかく、授業内容以前に、先生の話に出てくる言葉の意味すら分からず、挫折感で一杯でした。
それまで一応パソコンは趣味で使っていましたし、学校に入る前に1カ月ほど時間があったので、勉強もしていました。
それでも全く歯が立たず、分からないところも分からない状態で先生にも聞けず、ただただ毎日残って勉強していました。

 

半分ほど経過したころに、やっと授業に遅れずについていけるようになりました
そして、プログラムが少し面白く感じてきました。
自宅では就職に優位になると聞いた、基本情報技術者試験の勉強を始めました。

 

実践的なプロジェクトでリーダーを任せられる

訓練後半では、1つのプロジェクトを数人で遂行するような実践的なプロジェクトがありました。

 

そこでは、講師からプロジェクトリーダーを任されるまでになりました。
といっても、技術力は他のメンバーが遥かに上です。

 

ただ単に年が一番上なことと、自分でいうのもなんですが訓練生と仲が良く年下に慕われていたので、そういった性格面から選ばれたと思います。

 

プロジェクトも無事終了し、訓練最後の企業実習に入ります。
ここで、また大きな挫折を味わうことになりました

 

 

(4)企業実習の苦労


ここで今まで一緒に勉強してきた15名のメンバーが離れ離れになり、学校が指定した複数の企業へ実習に行きます。

 

自分は、20代の男の子(仮にA君)と一緒になりました。
A君は、当時22才だったと思います。

 

未経験ですが、もともと趣味でアニメのプログラムを作るオタク系男子です。
訓練校の生徒の中では、一位二位を争うくらいのスキルでした。

 

ただ、コミュニケーション能力が低く、訓練のプロジェクトでも一緒のチームでしたが、周囲の意見を聞かずに突っ走るところがあります。
訓練内の各種当番(掃除当番など)も全くやらずに帰ってしまうため、周囲とは孤立していました。

 

自分はそれなりに話をしていましたが、正直心の中では(コイツとまた一緒か・・・)とがっくりきました

 

訓練のプロジェクトは5人チームだったので、他のメンバーと支えあうことが出来ましたが、2名だけとなると話は別です。

 

実習先の企業から与えられた課題は基本的に自分たちで解決します。

 

もちろん、担当の先輩はいますが、毎日業務で忙しそうです。
「昨日、家に帰ったのが夜中の3時でさ…」
という話を先輩からよく聞いていたので、自分たちで解決出来ることは、なるべく自分達でやろうと思いました。

 

ただ、ペアのA君は相変わらず一人で突っ走り、プログラムは作るものの話を聞いていないために手直しが大幅に必要だったりして、ストレスがどんどん溜まってきました。

 

家の時間は検定試験の勉強に当てたかったのですが、その時間を削って実習の課題を進めました。

 

また、この時は訓練終了まで残り1カ月。

 

就職活動も進めないといけません。
ただ、この時期は実習に追われて活動が出来ませんでした

 

やっと企業実習が終わり、訓練に戻った時には心底ほっとしました。
訓練の終了まであと2週間。
就職活動を本格的に進めないといけないと思い、気持ちは焦るばかりでした。

 

 

(5)徐々に就職が決まる周囲に焦る


そして、無事就職先が決まる訓練生がチラホラ出てきました。
中には、採用後翌日から勤務開始になったとのことで、内定日に訓練を卒業し来なくなった人もいます。

 

仲間が就職決定したことの喜ぶ気持ちの半面、取り残された自分に焦りを感じていました。

 

焦って2社に応募しましたが、書類選考で不採用でした

 

そして、一番ショックを受けたのが、企業実習で一緒だったA君が就職決定したことでした。

 

なんと、一緒に実習に出向いた企業から内定をもらったということでした。

 

多分、実習中に企業から声がかかったんだと思います。
正直、自分は悔しい気持ちで一杯でした。

 

自分は身勝手なA君のフォローをしていたつもりだったのに。

 

自分が家に帰ってまで課題に取り組んでいた休日に、A君はアニメのイベントに行っていました。

 

それなのに、自分では無くてA君が選ばれたことに嫉妬し、A君とは最後まで話をかけることが出来ませんでした。

 

今冷静な状態で考えると、22才と30才で、スキルもA君の方が上。
当然の結果だと思います

 

しかし就職活動で、最初に味わった大きな挫折でした。
そして、訓練も終わり、さらに孤独で辛い就職活動に入ります。

 

(3)就職活動時代へ

 

 

参考サイト
プログラマー養成の職業訓練の就職事実